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2019.06.25

【私が望むプラチナジョブ!】~障がい者アートが職場を変え始めている~

 みなさんも「障がい者支援」という言葉は聞いたことがあると思います。 しかし「障がい者雇用の定着」までリアルにイメージしたことはありますか? つまり、明日“あなたの隣”で障がい者さんが働くことをイメージしたことはありますか? 今回ご紹介する株式会社フクフクプラスの取締役、高橋圭さんはまさにこの「障がい者雇用の定着」を視野に入れた企業活動を行っています。

障がい者雇用の促進、安定を図る会社はありますが、なかなか「定着」までに至らないのが現実です。省庁の発表では2,518人雇用があったものの、うち131人が退職という記録もあります。 そもそも、なぜ雇用が定着しないのでしょう? 高橋さんはこう答えます。(図を参照)
 


「実際問題、雇用してくださる会社の人事さんまでは、意識が共有できるんです。しかし、その先の現場、配属先の方々に障がい者さんへのケアや『どこまで何ができるのか』という共有しておくべき事項が届いていないというのがボトルネックになってます。」

問題に直面している障がい者さんの声も紹介してくださいました。

Aさん 「仕事が忙しくなり、パンクしかけたので、上司と相談し、1つの作業を終わらせるまで次の作業を振らないようにしてもらいました。そのことは同じチーム内で共有したはずでした。でも、上司がいないときには、あれをやって、これもやって、と、仕事を振ってきます」

Bさん 「精神2級で障害者雇用で働いていました。採用時の配属課の管理職しか私の障害について知りませんでした。電話対応はゆっくり慣らそうという方針により、他の人より長い期間、免除されていました。しかし私の障害について知らない先輩や上司は、電話に出てと言ってきます。そのとき私はどう答えればよいのでしょう」

このような“働きづらさ”が“雇いにくさ”に繋がり、「障がい者雇用」が定着しないのが現状です。
そこで、フクフクプラスが進めているのが「対話型アート鑑賞」です。
 


フクフクプラスの提供する「対話型アート鑑賞」では、ひとつの作品を鑑賞しながら隣の人たちと
「この絵をどう思うか?」「何に見えるか?」などの課題を通して想いをシェアします。
その対象作品も障がいのある人が描いたものです。

「この活動を通して、相手を『障がい者』とだけで見るのではなく、ともに働く仲間として見られるように、”対話”を増やし、お互いがフラットに話ができる環境を整えることが目的です。それが障がい者雇用にはとても大切なだけでなく、すべての人の働きやすさを生み出すきっかけになりまます。」高橋さんの話に熱がこもります。

フクフクプラスは、大手保険会社やオフィス機器メイカー等で、この「対話型アート鑑賞」を実践、また一般の人を対象にレストランなどでもワークショップを開催しています。
「あなたにはそう見えたのね」
「わたしはこう見えるのよ」
「僕にはその発想はなかったけど、こう見えるな」
など、隣の人の意見を素直に受け入れられ、あの人がそんなことを感じるなんてなど、知っていたようで知らなかった意外な一面も見えてくるのがこの対話型アート鑑賞の面白さです。

この社会問題に全力で取り組んでいる株式会社フクフクプラスの高橋圭さんに、次のような方々をご紹介ください。
①従業員が10名以上の会社の人事、総務、代表など決定権がある“女性”
②障がい者雇用の促進、安定を図る会社の決定権がある人 あなたの声掛け一つで、日本の障がい者雇用が大きく動くかもしれません。

注)プラチナジョブとは、最高に嬉しい受注仕事を意味しています。
 

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